SAI PHOTOGRAPH

ESSAY

一緒にやりたかったこと。

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Launch :
2019.07.13.

写真の傍ら一年間続けてきた陶芸。

手で作ることはもともと好きで、頭の片隅でどこか気になっていたのだけど、
ひょんなきっかけから始めることに。
いつも通っているヘアメイクの友人の家の前に
陶芸工房がオープンしていて、ふらりと入ってみることに。
さっぱりとしている先生がとても気に入ってすぐに入会した。

工芸工業デザインを学んでいた大学では必須科目であった陶芸。ガラスに進みたかったけど、その時代ガラス工房がまだなくて、
おもに代替えのプラスティック素材やFRPを使っていろんな作品を作っていた。

途中からグラフィックデザインに興味が湧いて
卒業後はデザイン会社にもお世話になったけど、
紆余曲折あり写真を目指すことに。

学生時代も陶芸には全く興味がなくて授業で何をやったかも
記憶に残ってなかったくらいなのだけど、
いまになって土に触れたらとても手に馴染むし、
習い事など続けることが全くできない性格だった私が
足取り軽く時間ができたら一時間かけて工房に通っている。

そして部屋にろくろも買ってしまった。

ずっと続けてられるしもっともっと作品を作りたくなった。
頭の中で妄想が作品がたくさんできている。

そして始めた頃からやりたかった一つに 自分の作陶と自分で育てた大切な美しい果実や、草花を一緒に撮影すること。

今回はまずは ブラックベリーと。
写真と作陶は私にとって切ってもきれない、相性がとてもいい。
とても大切な一つになってきた。

仕事で撮影しているポートレイトの世界とは
全く違うように見えて、
大事な人や物の美しさを探って見つけるという意味では
私の、「ものを作る」こだわりとリンクしている。
今後もっともっとリンクすると楽しい。

花器と果実をのせる作品を中心に
作陶これからもコツコツ制作し、
発表する場を持てたらと思っている。